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運命はどうして決まるのか!?(2部) [因果の道理]

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我々は幸福を求めて生きています。

幸せになりたければ、今から善に励むしかありません。

しかしそれでも不幸はやってきます。

それは今までにやってきた行いが縁と結びついて

遅れて結果となって表れてきたものです。

それが分かれば、自業自得だから仕方ないなと思えて、

気持ちが楽になると思います。





さて我々のどういった行いが原因となるかですが、

お釈迦様は次のように教えています。

身業(体でやる行い)

口業(口でやる行い)

意業(心でやる行い)

その3つの行いにより全てが我々の魂である阿頼耶識(あらやしき)に記録されます。

丁度、パソコンのハードディスクのように入力されるようなものです。

記録されたデーターは業種子(ごうしゅうじ)といい、

消えることなく永遠に残ります。

その業種子が縁と結びつくと結果が起こります。

つまり運命となるわけです。


我々自身である阿頼耶識は永遠不滅で、始まりのない過去から、

未来永遠に存在します。

体は死ねば灰になってなくなりますが、

我々自体は永遠になくなることはないのです。


さて仏教が本当に問題にしているのは

死後どうなるかです。

今生きているのだから

今どうすれば幸せになれるかが問題ではないのと

思われるかもしれませんが、

死後を知り、その解決ができなければ

今を幸せには生きられないのです。


例えば、幼稚園児が明日遠足に行くということになれば

今日からわくわくします。

未来が楽しみだから、今から楽しいのです。

また、5日後に大学の入学試験があり、

合格できるかどうか分からない切羽詰まった受験生がいたとします。

その受験生はもうすでに今から苦しんでいます。

また3日後に生きるか死ぬかの大手術を

控えた人がいたとしましょう。

そんな人に、今日だけでも楽しくやろうよと

話しかけてもとてもそんな心境にはならないでしょう。

未来が暗いと今も暗いのです。


何をやっても楽しみが続かず、むなしいと感じ、そして不安で、苦しくなり、

自殺を図る人までいます。

驚くべきことに毎年3万人前後います。

東北の大震災で亡くなった人よりもはるかに多くの人が自殺するのです。


苦しみの原因は後生(死後)が暗いからだとお釈迦様は教えています。

未来が暗いから、今どんなに楽しいことをやっていても

心から喜べないのだと。

金が無ければ無いで苦しみ、有ればその管理で苦しむ。

子供が無ければ無いで苦しみ、有ればその子のために苦しむ、

「こんな親不幸な子供なら産まなければよかった」

という台詞はよく聞きますよね。

有っても無くても苦しむのです。

お釈迦様はそれを有無同然と教えられ、

苦しみの本当の原因ではないことを教えています。


長くなりましたので、

次回は死後どうなるか分かる方法はあるのか!?からお話したいと思います。


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