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お釈迦さまと親鸞聖人 [釈迦]

お釈迦さまが人間界にお出ましになられたのは、
「弥陀の本願」一つを我々に伝えるためでした。
ただそれだけを教えれば出世本懐を果たせるのですが、
すべての者を一念で、絶対の幸福に助け、
死ねば必ず極楽に往生させ仏にしてみせる

という弥陀の誓いがあるぞと教えても、
いくら尊容なお姿をお釈迦さまがしておられても
誰も信ずることができず、見向きもしないことは
分かりきっていましたので、
「大無量寿経」以外の7000余巻の
膨大なお経を説かれたのです。
いろいろな善を説き、我々に実際にやらせて、
身をもって善のできない極悪人であることを知らせ、
そして我々の気づいていないところで、
いかに大変な悪ばかりやっているか、
どれほど
罪悪深重のものであるかを教え、
一息切れたら、その報いが必ずあるのだ、
地獄しか行き場のないのがお前たちなのだよと知らせ、
そんなものを助けるために本願を建ててくだ
さった
仏さまがただ一仏だけいるのだ、
それは本師本仏の阿弥陀仏であり、
阿弥陀仏だけに向かえば後生の一大事助けてもらえるぞ!
六道輪廻から出離し、極楽往生できるのだ!
と教えていかれたのです。

(弥陀の本願一つを教えていかれたという根拠は、以下を参照ください。

如来、世に出興する所以は道教を光闡し、群萌を拯い(すくい)恵むに
真実の利を以ってせんと欲してなり
                (大無量寿経)
「私がこの世に現れた目的は、一切の人々を阿弥陀如来の真実の救いに
値(あ)わせるためである」
これは、釈尊がこの世に生まれた目的を、
「全ての人に弥陀の本願を説き聞かせ、絶対の幸福に導くためであった」
と自ら宣言されたお言葉です。

巻頭のこの経文だけでも『大無量寿経』が真実の経であることは明らかですが、
さらに巻末にも釈尊は、次のように仰っています。

当来の世に経道滅尽せんに、我慈悲を以て哀愍し、
特に此の経を留めて止住すること百歳せん。
               (大無量寿経)
「やがて『法華経』など一切の経典がなくなる時が来ても、
この『大無量寿経』だけは永遠に残り、すべての人を絶対の幸福に導くであろう」
「百歳せん」とは「永遠に」の意。
(「百年」ならば「一百歳」といわれます) )

お釈迦さまが涅槃の雲にお隠れになられた後、
龍樹菩薩、天親菩薩、曇鸞大師、道綽禅師、
善導大師、源信僧都、法然上人の七高僧方が
弥陀の本願を命を懸けてお伝え下されましたが、
親鸞聖人ほど、鮮明に、我々が受け取りやすいように
教えていかれた方はありません。
だから世界の光と讃仰される本当の理由があるのです。

それにかんしては、以下をご参照ください。
親鸞聖人の教えって?


タグ:大無量寿経
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