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運命はどうして決まるのか!? [因果の道理]

お釈迦様1.jpg

我々はどうしたら幸せになれるか、

どうしたら不幸な目に遭わずに済むか、

それが一番の関心事ではないでしょうか。


その運命はどう決められるのかについて今回は書きたいと思います。
運命は言い換えれば結果です。

因果の道理によって運命は決定されるとお釈迦様は教えています。

その因果の道理とは次のことです。


善因善果 

悪因悪果 

自因自果


善い行いをすれば、よい結果が起こり、

悪い行いをすれば、悪い結果が返ってくる。

自分がした行いに応じて、その結果が自分に返ってくる。



善因善果の例としては、一生懸命勉強すればいい成績が得られる。

悪因悪果の例としては泥棒をすればお巡りさんに捕まるです。

例えれば、すいかの種を蒔けば、すいかの実が生る。

かぼちゃの種を蒔けば、かぼちゃができる。ということです。

すいかの種を蒔いて、かぼちゃはできません。

かぼちゃの種を蒔いて、すいかはできません。

そのように善因悪果や悪因善果はありえません。


自因自果に関しては、自分がもちを食べてのどに詰まらせたら、

自分が苦しむのであり、

隣のおじいさんが苦しむことはありえません。

また自分が一生懸命勉強をすれば、

自分の成績が良くなることはあっても、

友達の成績が良くなることはないですよね。


科学の分野でも、起きた現象には必ず原因があるという前提で

調査し、研究しますね。

警察の方々も、ある犯罪が起きれば、

必ず原因があるから徹底して調べます。

因果の道理は誰が聞いても

抵抗なく理解できるのではないでしょうか。



しかし、自因自果だけでなく

他因自果もあるのではないかと思われるかもしれません。

それに関して、例を挙げながら説明したいと思います。

例えば、評判のいいお嫁さんがいたとします。

しかしその夫は昼間から飲んだくれて、ろくに働きもせず、

嫁さんが稼いだ端からお金を引き抜き

ギャンブルに使い込んでいます。

そのためにお嫁さんはいつも苦しい思いをしているとしましょう。

そんな場合、そのお嫁さんに落ち度はなく、

旦那のせいで苦しんでいるのではないのか、

他因自果ではないのか、と思いますね。

でもそれは違うとお釈迦様は教えています。

そんなどうしようもない夫を選んだのは他ならぬそのお嫁さんです。

そんな男を好きにならなければ良かったのです。

母親に強く勧められて仕方なくといった場合もあるでしょう。

その場合にしてもそんな母親の子供として

生まれなければならなかったことが元々の原因です。

よって、この場合にしても、

そのお嫁さんが悪果を引き起こす原因を持っていたということになります。


また別の例を考えてみましょう。

例えば、ある大きな道を車で走っていたとします。

その時、いきなり脇にある細い道から車が飛び出してきました。

それで衝突して車は大破し、大けがを負ったとします。

優先道路である大きな道を走っていた車の運転手からすれば、

自分が怪我した原因は細い道路から飛び出してきた人にあると考えるでしょう。

しかしこの場合もそうではないのです。

その事故が起きた時間に

その場所に寸分違わず行かなければ事故は起きないのです。

実際にその前を走っていた車や、

その後を走っていた車は事故に巻き込まれませんでした。

事故を起こす原因となる因子を

その人が心の中に持っていたのです。

それでその因子と、

脇から飛び出した運転手の悪縁が結びついて事故となったのです。

悪縁となった運転手はもちろん厳重に処罰されなければなりませんが、

原因は全て自分が持っているのです。


ここで縁に関してご説明します。

因果の道理は、正確には因縁果の道理です。

原因だけ持っていても、結果は起こりません。

縁と結びついて初めて結果は起こるのです。


それに関して例を挙げます。

ここにもみ種があるとします。

それを机の上に置いていても芽が生えず、お米にはなりませんね。

しかし、田んぼに植え、太陽と、水と栄養分と、

人手を加えれば、おいしいお米が収穫できます。

つまり太陽とか、水とか、栄養分、人手は、縁なのです。

もみ種はこの場合、もちろん原因です。

因と縁が結びついて初めて結果が起こるということは

おわかりいただけるのではないでしょうか。

身近なことでいろいろ考えてみてください。

より分かりやすくなると思います。

お釈迦様は因果の道理には億に一つも兆に一つも例外はない

と教えられています。


さて、ではその原因となる因子はどういった行為によって、

どこに収まるのか疑問に感じておられる方が多いでしょう。


長くなりましたので、

そのことに関しては明日書きたいと思います。

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