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死後の世界はどうなる!? [因果の道理]

お釈迦様1.jpg


前回はどうして運命は決まるのか!?について書きました。

今回は、死後、どんな世界に生まれるのか?についてです。

お釈迦様はそれをはっきり分からせるためにまず因果経で三世因果を教えています。



過去の因を知らんと欲すれば現在の果を見よ。

未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ。

つまり、人間に生まれる前どんなことをしてきたかを知りたければ、

現在の自分の運命を見よ。

死後の運命を知りたければ現在どんな種まき(行い)をしているか見れば分かるのだ。

ということです。

現在我々がどんな行いをしているのか、はっきりと知ることができれば、

死後どんな世界に行くのか分かるということです。

前回までお話してきた因果の道理は、三世を貫くのです。

三世とは、生まれてくる前の過去世、現在世、死んだ後の未来世のことです。


では今の自分がどんな行いをやっているのかはっきりさせるために、

善と悪の両面から見ていきましょう。


まず善からです。

隣のおばあさんに餅をあげたとしましょう。

翌日顔を見て礼の一つも言わなかったら、あなたはどう思いますか。

あげなきゃよかった。誰もがそう思うでしょう。

まだ餅ぐらいならいいでしょう。

知人に何かのお祝い事があって、1万円あげたとしましょう。

礼を言われなかったら不愉快ですね。

ならば10万円なら、100万ならどうでしょうか。

金額が上がれば上がるほどお礼や見返りがなければただごとではすまされなくなってきますね。


母親の子供に対する愛情が人間界において一番純粋だと言われますが、

それでも子供の面倒を見るのは、

将来自分が面倒を見てもらいたいという気持ちがあるからです。

見返りを期待せずして善はできないのです。

その証拠に親不幸な子供であれば、

「あんな子なら産まなければよかった。」

そうため息をもらします。


「あんなにしてやったのに」、「こんなにしてやっているのに」

「してやっている」の恩着せ心の思惑がはずれると

「もうやってやるもんか!」と怒りしか湧き起こってきません。


お釈迦様は我々がやる善には猛毒が含まれていると教えられています。

そして、大無量寿経で曽無一善と言われています。

かつて一善もなし、つまり一つの善もやれないのが我々人間だということです。


では次にどんな悪を我々は日々日常にやっているのか見ていきましょう。

お釈迦様は人間がやる悪を次のように分けて教えられています。

十悪(じゅうあく)

五逆罪(ごぎゃくざい)

謗法罪(ほうぼうざい)

の3つです。


まずは①の十悪から説明します。

(心でやる悪)

①貪欲(とんよく)

②瞋恚(しんに)

③愚痴(ぐち)


(口でやる悪)

④綺語(きご)

⑤両舌(りょうぜつ)

⑥悪口(あくこう)

⑦妄語(もうご)


(体でやる悪)


⑧殺生(せっしょう)

⑨偸盗(ちゅうとう)

⑩邪淫(じゃいん)

①~③は心でやる罪

殺るよりも劣らぬものは思う罪と言われ、

心で思うぐらい何が悪いと思われるかも知れませんが、

心でやる悪は最も恐ろしい結果を引き起こす原因となるのです。

心が命じなければ、口や体を動きません。

口や体で悪をするときには、すでに心で悪を行っているのです。

大本の出火場所は心であり、口や体は火の粉に過ぎません。


今日はここまでにします。

次回は十悪を一つ一つ解説したいと思います。


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人間のやる悪(お釈迦様の教え)をまとめました。

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