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命を懸けても、後生の一大事は解決せねばならない! [後生の一大事]

死ぬとどうなるのかハッキリしない心を
無明の闇といいますが、
その心を晴らさずにそのまま死ぬと、
お釈迦さまは、“必堕無間”と説かれ、
後生(死後)、必ず無間地獄に堕ちると教えられています。
(無間地獄とは、地獄の中でも一番苦しみが激しく、
気の遠くなるような長年月、休む間もなく苦悩を受け続ける世界)

何としてもそれだけは解決しなければ
人間に生まれてきた意味がないと、
親鸞聖人がおられる京都へ
田畑を売って命がけで旅をした、
関東の同行たちの話です。

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 (ここからは、真実の仏教を説かれている先生の書物「とどろき」から載せています。 ) 

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たとえこの世が
火の海になっても、
解決せねばならぬは、
後生の一大事

    (関東の同行・平太郎)

(アニメ・世界の光・親鸞聖人)

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事の重大さに関東の同行衆は、
吹雪が吹き荒れる夜、
稲田の草庵に集まりました。
親鸞聖人のお弟子・性信房は村の人たちを前に
呼びかけます。
今こそ弥陀の本願を、
命かけてお伝えせねばならぬ時が来た

これ以上多くの人々を邪義に
迷わせてはならない。
真実を一層、明らかにする仏弟子の使命に
燃えたのです。

一方で、「念仏のほかに助かる道があるのか」
「本当に秘密の法文があるのでは・・・」
という拭い切れない不審を、
内心に秘める者もいたでしょう。
本当のところを、聖人に直接お聞きしたい。
この思いは次第に強まっていきました。

なぜ関東の法友たちは、
この騒乱を、これほど重く受け止めているのでしょう。
その理由を彼らは、
事は、後生の一大事
と言ってます。
「後生の一大事」とは、
「死んだらどうなるかの一大事」のことです。
“生ある者は必ず死に帰す”
と言われるように、
死は全ての人の確実な未来です。
では、死んだらどうなるか、
未来はハッキリしているでしょうか。
未来が分からぬまま生きるのは、
行く先が分からぬ飛行機に乗っているのと同じで、
そんなフライトを楽しめるはずがありません。
未来が暗いと、現在が暗くなる。
後生暗いまま、明るい現在を築こうとしても、
できる道理がないのです。
現在が暗い生活を送っている人は、
死後も必ず真っ暗闇の世界へ入り、
苦しまねばならないことを、
お釈迦さまは、
「苦より苦に入り、冥より冥に入る」
           (大無量寿経)
と説かれています。

この後生の一大事を解決し、
極楽往生間違いない身に救う「往生極楽の道」
一つを、親鸞聖人は生涯明らかにされたのです。

●「往生極楽の道」
     ただ一つ

「往生極楽の道」とは、阿弥陀仏の誓願のこと。

大宇宙の仏方の師の仏である阿弥陀仏は、
こう約束されています。

すべての人よ“極楽浄土へ必ず往ける”
大安心・大満足の身にしてみせる


このお約束どおりに救われた人は、
この世から未来永遠の幸福に生かされるのです。

親鸞聖人が関東で20年間、
教え続けられたことは、
この弥陀の救い、
「往生極楽の道」以外にはありませんでした。

その聖人の教えを熱心に求めていた
同行衆ではありましたが、
内外からの非難に信仰が揺らぎ、
ここひとつ「往生極楽の道」をハッキリさせたいと、
燃え上がったのは当然でしょう。

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●命がけの聞法の旅

そんな法友たちに性信房は、
「京へ行って、じかにお師匠さまにお聞きしよう」
と訴え、一同は京行きを決意しました。
とはいえ、新幹線も電話もメールもない当時、
京へは歩いていくしかありません。
まさに命懸けの旅でした。

京都までは武蔵、相模など十以上の国があり、
片道一月、往復で二月かかったといわれます。
その間の宿代や食費等、多額の旅費が必要です。
道中には、箱根の山や大井川の難所があり、
山賊や盗賊もウロウロしています。
生きて帰れる保証など、どこにもありませんでしたが、
それでも行かねばならぬ聞法の旅でした。

平太郎をはじめとする関東の同朋たちは、

「たとい大千世界に
みてらん火をも過ぎゆきて
仏の御名を聞く人は
ながく不退にかなうなり」
      (浄土和讃)
たとえ、大宇宙が火の海になろうとも、
そのなか仏法聞き抜く人は、
必ず不滅の幸せに輝くのだ

※仏法を聞き抜くとは、弥陀の本願に救い摂られることです。

の聖人の常のご教導に従い、
それぞれが困難を乗り越えて、
決死の覚悟で京へと旅立ったのです。

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詳しく載せてある記事はこちらです。

なぜ命がけで京都まで!?

 


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